チタンとは
皆様ごきげんよう!
今回はチタンについて書いてみようかなと思ったのですが、そんなことは今の時代、検索エンジンで探せばいくらでも情報が出てくるんですよね…情報が飽和しております…
しかし!弊社はチタンの製品をつくる会社!
せっかくホームページを見てくださる皆様に何か情報をお届けしたい!
と、ほとばしる熱い気持ちで取り組ませていただきます!
ただし筆者はまともな文章を書くことなんて卒業論文以来(ただしほぼ引用)なので、非常に悪戦苦闘しつつ今回もキーボードと向き合うわけでありまして…
チタンとは
原子番号22の元素。元素番号はTi。第4族元素、遷移元素のひとつ。(Wikipediaより)
・・・ほぉ?原子番号?遷移元素?学生時代に聞いたことがあるけどねぇ…?
いやいやちゃうやん、そういうこと知りたいんちゃうやん、「だから何」ってなるやつやん。
これを聞いて「ああ、チタンって第4族元素だしこういう性質だよね」ってわかる人は化学大好きな人なんでしょうね。私はわかりません。
わかる人はそもそも「チタンとは」なんて検索しませんよね!
ここにはチタンを全然知らないよ~って方が来てくださっていると信じて!
もっとね、チタン知らないよって方にも興味持ってもらえるように、
わかりやすくいきますね!
改めまして、チタンとは
めっちゃ強い(高比強度)
めっちゃ軽い(軽量)
全然錆びへん(高耐食性)
主な特徴はこの3つでしょうか。
(すみません、大阪の会社なもので、関西人テイスト強めでお届けします)
「高比強度」
同じ重さの金属を集めてどれくらい強いか、というのを測ったもので、チタンは鉄の約2倍、アルミニウムの約3倍で、鉄にクロムなどを含ませて強くしたステンレスにも勝る強さを持つ、めっちゃ強い金属 それがチタン。マッチョかな?
この性質を活かして、強さが欲しいけど少しでも軽くしたい航空機などに使用されています。
また、単純な力だけではなく、熱にも強い。チタンの溶解温度が約1660℃で、アルミは約660℃、銅が約1080℃、鉄が約1530℃と、鉄と比べてももっと強い。
温度のイメージとしては、ロウソクの火が600℃~1400℃、ガスコンロやガスバーナーの炎で1700~1900℃くらいだそうです。
さらに、バネの様に戻る力も鉄の2倍近くあって、曲がっても元に戻ろうとする性質のある金属なのです。曲げる加工をする際には厄介ということですね。ヤンチャな子供のメガネフレームには最適ですが。
「軽量」
文字の通りめっちゃ軽いって事なのですが、どのくらいかというとチタンの比重は4.51で、鉄(7.85)の約60%、銅(8.5)の約1/2の軽さです。めっちゃ軽い・・・!
特にスポーツ用品などに活かされている印象でしょうか。ゴルフクラブや、ロードバイクでもその特性が発揮されるわけです。
ただ…加工が難しいせいでめっちゃ高価になるので、メジャーにはなりにくいようです。軽いし、錆びないし、強いし、しなるし、めちゃくちゃロードバイクに向いてるのに…もったいない!
メガネフレームなどもチタン製があります。曲げても元に戻る、なんてCMでもよく見かけますよね。軽いし少しくらい曲げても元に戻るってことで、お子様向きだなって思います!(別に眼鏡屋の回し者ではない)
「高耐食性」
海水にめっちゃ強い。プラチナよりも優れています。
結婚指輪によくプラチナ製が選ばれているという印象ですが、耐久性という面ではチタンでもよさそうですよね!
チタンも高価ですが、プラチナに比べたらチタンの方が安いですし!
…いや、やっぱりせっかくの結婚指輪はリッチにいきたいかな…(笑)
加工方法によって、色彩も変えられるので、アクセサリーにピッタリです!
脱線しましたが、この高耐食性を活かし、海でも大活躍しているわけですね。軽さを活かして空や宇宙でも活躍し、さらに海までってチタンの向かうところ敵なし!最強やないか!
あと、私が個人的にチタン好きだなぁと思う部分は
「無害・生体適合性」
これは、チタンが空気と反応しやいため表面に不導体被膜というものをすぐに作ってしまうお陰で得られる効果です。この不導体皮膜のお陰で、アレルギー反応が起きる金属の反応を防いでくれるのです。人間にとって超優しいシールド。
ただし、このシールドのお陰で、必要な加工が施しにくいという欠点でもあり…
長所と短所は紙一重ってことを痛感する特徴のひとつ。
でも私は金属アレルギーなので、この特徴はすごく好きです。金属アレルギーの人のために、ピアスの金具等もチタン製に替えられたりしますよね。(私はピアスは付けていませんが…)
人体に優しいという事で医療現場などで人工骨や心臓ペースメーカー、インプラント部品などに使われています。我が家の愛犬が前足を骨折した際にも、チタンのボルトで折れた骨を支えていました。つけたままでも問題ないので、治った今でも足にはチタンのボルトが入っています。人体だけではなく犬にも優しいチタンなのです!
ありがとうチタン、我が家のお転婆娘は今も元気に走り回っているよ(お転婆は治らず)
し・か・も!!!
上記は金属としての個体のチタンの使い道ですけど、女性の皆さん!!毎日使っている(であろう)ファンデーション!!!!ファンデーションにも酸化チタンが入っているんですよ!!!
以外と身近にあふれているんです、チタンは・・・めっちゃすごい!
強いだけじゃなくて優しいチタン…金属のスパダリといっても過言ではないかもしれませんね!
(※スパダリ:スーパーダーリンの略。“理想の夫”、“理想の彼氏”という意味合いが強く、 女性が望む多くの条件が揃うほどスパダリとして認められるのだが、 人によってその条件が違うため、しっかりとした定義はない)
ついダラダラと書きましたが、以下、特徴とメリットをまとめます!
まとめ
〇 めっちゃ強い(比強度、鉄の約2倍、アルミの約3倍)
メリット:薄くできるから軽くなる。軽くなる分大きくできたりする(容器)
〇 めっちゃ軽い(比重4.51 鉄やステンレスの約60%)
メリット:動く機械に対して重さによる負担がラクになる。小さいモノも更に軽くなる。
〇 全然錆びへん(特に海水・塩水に強い)
メリット:長持ちするから買い替える必要が減る。長い目で見たらコストが下がる。
〇 表面がめっちゃ綺麗(酸化被膜の効果)
メリット:加工方法によって、色んな色に光沢するため、芸術にも使える。
〇 あんまり膨らまへん(熱膨張率がステンレスの1/2、アルミの1/3)
メリット:熱による寸法の変化があまりない。
〇 人にめっちゃ優しい(空気と反応して不導体被膜を作る)
メリット:金属イオンが溶出しないのでアレルギー反応を引き起こさない。
〇 光触媒になる(酸化被膜の効果)
メリット:除菌・殺菌効果や水質空気浄化 ウォシュレットに使われてたりする
〇 しなりやすい(鉄の2倍)
メリット:曲げても元に戻ってくるばね特性 折れにくい眼鏡になる
〇 冷たくならへん(体積比熱が鉄やステンレスの約60%)
メリット:触っても冷たくない。少ない熱量で温まる。
今回は主にメリットに重点をおいてご紹介しましたが、この特徴のせいで加工しづらくなったり、高価になってしまう・・なんてこともあるので、加工については、別の記事で書いていけたらなって思ってます。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
弊社ではこういった特性を持つチタンを使用した製品を製作しております!
こういう製品、チタンでどうだい?
などのご提案など、ぜひぜひ、どしどしご連絡くださいませ!